2023年もありがとうございました
皆さま
今年も、新規投稿を読んでくださったり、過去記事をご活用くださったり、ご訪問いただきまして、心より有難うございました
新しい年が皆さまに、健やかで穏やかな一年でありますように
どうぞ良いお年をお迎えください
2023年12月31日
たりるん
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
年末にひとりごと。2023年に変化したことを書いて置きます。
着物の話
◆母と着物
実家には、母の着物が、桐箪笥2棹あります。
小学生の頃は、母が着物を着る時に、もみじのような可愛い手で、伊達締め、腰紐、コーリンベルト...と順序よく手渡していた。
母が着物の仕事から帰って着たら、腰紐を五角形に巻き直したりなど片付けのお手伝いをした。
身近も身近すぎるところに、着物着付けのお師匠さんがいたのでした。
母の辻が花
それなのに、年頃になった私は母の仕事(協会)を継がず、「絵描きさんのお嫁さんになるぅ~」を選んだ。
◆わたしと紬
コロナ前のアパレル時代はしゃらんしゃらんした(笑)お洋服が好きだったが、辞めてからのここ数年は、ほぼ365日デニムで過ごしています。
着物とデニムの話がどう繋がるかというと、「紬(つむぎ)」に繋がります。
昨秋の帰省時に着物の虫干しを手伝いながら、母の大島や結城に袖を通してみたら、なんと「ほー」としっくりきたのです。
着心地の硬さも地味な色合いも。デニムが好きな身体は、紬の着物を最高だと感じる自分へと育っていました。
これは、着たい!着ていたい!知識も身につけたい!と思いました。
身近すぎて当たり前すぎる着物・着付けゆえに、「大好きな母の、着物や技術を持て余したら繋げられなかったらどうしよう...」と思っていた。
後悔ごとになるやも知れぬ懸念のひとつだったのですが、無理せずともちゃんと時が解決してくれました。
紬(つむぎ)が身に馴染んでくれたことで、紬ばかりではなく、絹物や道行きや帯や和小物など母が愛用してきたものが、私にとっても魅了されてやまないものとなりました。
時代小説の話
◆中島要さん『着物始末暦』
お蚕さんの吐き出した絹糸。たくさんの人の手が必要な綿糸。自然から頂いたものを紡いで、染めて織って、干して反物にして、四角く断って針で縫う。
日本人の知恵と技術と愛情がなんと凝縮されているのだろう。また、藍の魅力的なこと。
詳しくなりたいので、着物関連の本をあれこれと手元に寄せ学んでいます。
着物への愛着が深まるといえば、中島要さんの時代小説全十巻『着物始末暦』は心底良かった。
糸・布を大事にすること、箪笥の肥やしにせず着てこその着物。編み物(手仕事)にも通じる哲学や雑学が散りばめられてる。
登場人物の生き様も台詞も職人的技。も抱きしめて寝たいほどだ。何カ所も線を引いていて、繰り返し読んでいます。
中島要さんが産んでくださった着物始末師・余一(よいち)のおかげで、着物のこと以外にも、江戸時代に憧れ、日本が日本らしかった当時を知りたいと思うようになった。
織物や風呂敷などなど、日本の文化・和物の魅力・和色の美しさに堕ちた2023年でした。
◆高田郁さん『あきない世傳 金と銀』
今は、BS時代劇放送中の高田郁さんの『あきない世傳 金と銀』13巻を読んでいます。
全13巻は結構なボリュームです。「七代目・幸(さち)」が江戸に移ってからのごたごたで6,7巻あたりからぐっと興味深くなってきました。
編み物の技術本に「はた結び」が出てくるでしょう。小説の中の機織りの場面で「はた結び」の謂れを知り、結び方にも言葉にも、愛着が湧いています。
『あきない世傳 金と銀』『着物始末暦』は、着物・着物に関わる仕事・糸とそれらに関わる心持ちが心底勉強になります。手仕事が好きな方に絶賛おすすめです。
日本が日本らしく
優しく明るく強く
ま正直に続いていきますように★
母のおかげで買わずに惜しまずに着物を着られる環境にあること、お母さんありがとう♡
★2024年も編み針と毛糸とともに穏やかな一日を過ごせますように*お互いに笑. ご訪問ありがとうございます. らびゅ~♡
☆゚+.
編み方などの内容は個人でご自由にお楽しみくださいね.
ただ、ブログ内の画像・文章はたりるんの著作物です.
無断転載引用、PIN(ピンタレスト)作成は固くお断りいたします.
+..。*゚+
編み方などの内容は個人でご自由にお楽しみくださいね.
ただ、ブログ内の画像・文章はたりるんの著作物です.
無断転載引用、PIN(ピンタレスト)作成は固くお断りいたします.
+..。*゚+
たりるんでした٩( ''ω'' )و ダイスキ!
「ヴォーグ学園1年生の頃のたりるん」に「編むことや生きることで少しだけ経験を積んだたりるん」が、そういう話を「手渡ししたい♡」と願って置いているブログです
「ヴォーグ学園1年生の頃のたりるん」に「編むことや生きることで少しだけ経験を積んだたりるん」が、そういう話を「手渡ししたい♡」と願って置いているブログです