ざっくり手順・裏側の糸始末
本よりも、懇切丁寧な靴下編みレッスンは、こちら!
靴下を編んだことがない皆さま、ぜひ。必ず編み上がります!お越しやすぅ~♡
今回は、ざっくり手順まとめと、もっと美しい作品を目指す「糸始末の話」まで。
OPAL毛糸の靴下編み
かかとまで編んで、1年以上編みかけのままでした。「あらまぁ。編み上げてあげなくちゃ」と思って、昨晩片足編み上げました。
ドイツ製のOPAL毛糸の使いかけ、残り玉を組み合せて編んでいます。最近、ユザワヤさんに行ってないなー^^
たりるんの靴下編み、ざっくり手順
#たりるんの靴下編み の手順まとめです。何度か編んだけど覚えているかしらん?と言う方は、復習的に読んでください。不要の方は飛ばしてください。
◆ヒールフラップ靴下編みの手順
①はき口から、近畿編み針さんの1号23cmで、2目ゴム編みスタート。
作り目数60目を変更することはほとんどありません。数を減らすのは、SSサイズの女性の方に依頼された時くらいです。いつも60目でスタートします。段数は履く人の足によって、その時々で、だいたいの勘で変更します。今回は、ゴム編み約8cm(32段)編んでいます。
かかとまで、ぐるぐるとメリヤス編み。輪針の一方向だから、簡単。ヒールフラップの手前まで、約9.5cm(42段)編んでいました。リブ部分と合わせると、17.5cm。メンズでも大丈夫な長さです。そもそも、メンズ用に編んでいたのかも?
②ヒールフラップは、5本針の2本を使用して、半分の30目を、26段往復編み(約6cm)。
③続けて、ヒール底です。2本針で引き返し編み10段。
④まちを輪針で拾う。
⑤まちの減目で三角を作りながら、もともとの60目に戻す。
ヒールフラップからまちの減らし目まで(②~⑤)は、固定で覚えておくといいです。ここまで編めたら、また、ぐるぐる編み♪
⑥底丈は、62段編んでしまって、測ったら、かかとからつま先まで22.5cmくらいになりそうなので、ということは、足のサイズでは24cm~くらいかな?ということで、つま先編みに移ります。
⑦つま先は、5本針を使って、2目一度をしながら、14段編みます。6目×4本になったら、12目×2本に目を移し、メリヤスはぎをして、編み上がり。
靴下編みブーム
上の手順は、何十足も編んでいると、ソラで編めるようになります。わかりやすい編み方と数字になっています。手前味噌。ほほほ。【↓靴下の表側↓】
残り糸4色ミックスで編み上がりました!
販売・投稿しておられる方の靴下の中に「#たりるんの靴下編み で編んである~♡」と、たりるん自身にはわかる靴下があります。おぉ~。よかったよかった! 「#たりるんの靴下編み」というタグ付け はされてない、ことがありますが。
でも逆に。SNS等で「たりるんさんありがとう。初めての靴下、本当に編めました」などと書いてくださっている投稿に気づくこともあります♡「素敵な方だなぁ、いつか出会えて一緒に編めたら楽しそう」と思うし、画面越しに「がんばってくださいね!(わかりづらいところは、いつでも質問してね!)」と応援を送っています。
いずれにせよ、靴下編みがブームになり、靴下を編める人が増えたことは、とても素敵です~♡◎★!!
なにより、ドイツ発のOPAL毛糸という魅力的な糸のお陰。世界中で牽引してくれました。
糸始末の話
さて。
◆糸始末でステップアップ
最後になりましたが、靴下の形らしい靴下が編めるようなったなら、もっと美しい靴下へとステップアップしましょ。という話をしたかったのです^^
仕上げのアイロン上手はもちろんのこと。糸始末上手です。販売時に「素人の作品です」と断りを入れなくていいくらいの、糸始末。
編み図が読めれば、編める。編み図が読めなくても、動画やブログ通りに針を動かせば、形にはなる、として、もうワンステップ。
昨晩、靴下を編みながら「糸始末」のことが頭に浮かんだのです。昨今、通信教育で資格を取る方も多い?けど、(糸始末はどうやって教わるのだろ~?)って思ったの。(糸始末せず結び目のある靴下を販売している人もいるかも?)...って思った。
◆靴下の裏側
靴下の裏側で糸を結んでカットしたままだったり、履き心地がごろついたり、表側に糸がぴょこんと飛び出す可能性が高かったら、せっかくきれいに編み上がったのに、もったいないです。惜しいです。
見本画像ではありませんが、たりるんは、ぱっと見、糸始末がわからないくらい、こんな感じまでは仕上げています。【↓靴下裏側↓】
靴下の裏側(内側)。今回は残り糸活用なので、6箇所糸始末をしています。
こちらを表側として履いてくれている男子友達がいます^^ なんて楽しいの!
糸始末、すなわち重箱の隅まで、きちんと整った編物を心がけるかどうか。案外大きな差になっていくと思うのです。”糸始末きれい”を心がければ、「売り物として、申し分のない靴下」に育っていくと思います。
今、ふと思い出しました。たりるんがヴォーグ学園で教わった天才K先生は、「糸始末も好きだから苦にならない。その時間も好き」とおっしゃっていて、心底編み物が好きでらっしゃることを感じて、そういう心持ちも学びました。。。
◆どうやって学ぶか?
では、素人感から抜け出せる糸始末を、どういう方法で学ぶか?
YouTube?技術本?ブログ?
糸始末こそ、プロの先生方の手を、間近で見て、どこにどんな風に糸を通せば仕上がりに響かず止められるのか、を体感し真似し覚えていくのが理想です。くるくるくる~という仕草、綴じ針の動線、どの辺りにどう通すかという感覚。
短期でも、短時間でも、学校やお教室やレッスンに通って、上手な先生の手の動きを目で追う(技術にお金をかける)と、そういう細部に違いが出るので、かけたお金は必ず財産になります。
とはいえ、なかなか通えない。そんな時は、NHK「すてきにハンドメイド」をマメに観ましょう。放送中に、作家先生の手がアップになり、糸始末(針の動き)を映像で観られることがあります。
(8,9月の放送には、編物はなさそう...)
「秋まで待とう ホトトギス 笑」