投稿日2023-04-22 更新日2024-01-09
日出処の天子
2023年になってから、聖徳太子様が大切な御方だと思えてきて、聖徳太子と言えば、なんといっても、山岸凉子さんの『日出処の天子』でしょう。
◆まんががくれる「生きるちから」
聖徳太子やその時代、それ以外、知りたいことがたくさんある!と思うようになって、いろいろ知らないままでは死ねない!、そのためにも長く生きたい、と思う。
まんがには時々、「生きる」を支えるちからがある。
詳しく知ってから天国へ行って、厩戸王子や毛人を遠目に近くで感じたいと思う。お話出来る機会があったとして、お話が通じた方がいいものね。って、なんだそれ笑
歴史は、史実に則ったとして、それが真実なのかはわからないし、妄想で成り立ったストーリーの、実はそれこそが真実かも知れない。
そのストーリーに私の感情が動いたことは間違いない事実だし、表現活動において、肉体より魂が優先しているときの作家の、筆や声や手の勢いこそ面白い。と思う。
◆巻末の対談から感じるあれこれ
山岸凉子さんと氷室さんの対談で、この本の連載開始時点で、基礎資料がなかったこと、「たくさん集めるとストーリーが消える」ことをお話しなさっていて、それは、同列に書くのもなんだが、編み図・編み情報・編み知識等にも言えると思った。
また、1巻解説荒俣宏さんの<可能性のメディア>に関するお話も面白く、「...その可能性は依然としてごく少数の作家にしか許されないのは、世の常である...」の辺りの文章も納得でした。もちろん、山岸凉子さんの『日出処の天子』は、別次元のそうあるべき書で、それ以前の心の有り様や努力やお役目や諸々あるからこそだけど。
この一文は、どの分野において有名になろう、無名のままでは成功ではない!と考えると、世の常を否定したい人もいるかもな。たりるんは、「世に出る」に関して、そうでもあるけどそうでもないと知っているので、その辺は、また上手に書ける日があれば、書こう。
◆日本画のように美しい絵
山岸凉子さんがこの世に産み出された厩戸王子は、その狂気とエスパーさと美しさが魅力的で、読む度にどっぷりと持って行かれています。
ストーリー、台詞もすごいけれど、絵もずーーーっと眺めていたくなるほどで、細く尖った線と、和的な曖昧な染色に魅入ります。
下記画像は、完全版(2011年、全7巻)です。
完全版はA5版です。本のサイズが大きくてカラーページが多いので、味わい深いため、完全版7冊を手元に置いています。表紙が見えるように、ダイソーの「A5クリアブックカバー(12枚)110円」をかけて、大切にしています。
他に、白水社文庫(1994年、全7巻)、それ以前に角川コミックス(1992年、全8巻)、花とゆめコミックス(1984年、全11巻)の4回刊行されています。
◆詳しく知りたい
1巻の解説は荒俣宏さん。荒俣さんの解説で登場した『天人唐草(山岸凉子さん)』も気になって、ネット注文して。
2巻の解説は、氷室冴子さんと山岸凉子さんの対談なのですが、対談で登場した『隠された十字架(梅原猛さん)』は、必読本かしらと、ネット注文して。
別冊太陽から出版された『「日出処の天子」古代飛鳥への旅』も、ネット注文して。
並行して池田理代子さんの『聖徳太子』も間に挟みながら、流れの手助けをしてもらっています。両方を読まなくてもいいのだけど、両作家さんの違いなども気になるので読んでいます。(こちらは私にとっては教条的なので、さささっと読んでいます)
あの。つまり、編んで、読んで読んで読んでいます。ブログが書けていない笑。タラリ
今朝は、YouTubeで茂木先生の「奈良の大仏」建立当時の歴史のお話が流れて来たし、(漫画も今ちょうどその辺り)、御榊を買いに行ったら「神々が宿る熊野の榊」が待っていてくれたりして(飛鳥にちょっと近い感じ)、なんかな、飛んだな笑。
んー、編み物ブログを書かなくちゃと思ったけど、書きたいことを書いて置きます。今日も読んでくださった皆さま、わかりづらい文章でごめんなさいませ。笑
最近のニュースでひどいと思うのは、牛さんや鶏さんを、簡単に処分しちゃうこと。自分の命や人間だけではなくて、全ての命、すべての生命が尊いのになと思う。人間が奢ると、違っちゃうと思う。
うん。頭で考えず、心で考えよう。
★今日も編み針と毛糸とともに穏やかな一日を過ごせますように*お互いに笑. ご訪問ありがとうございます. らびゅ~♡
たりるんでした٩( ''ω'' )و ダイスキ!
「ヴォーグ学園1年生の頃のたりるん」に「編むことや生きることで少しだけ経験を積んだたりるん」が、そういう話を「手渡ししたい♡」と願って置いているブログです
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