投稿日 2020-07-02 更新日 2024-04-24
機械編みのオパール靴下
今夜の夜編部は「編み機で靴下編み」です。編み機は、シルバーのSK280です。
使用毛糸
2019年シリーズのオパール毛糸「ひょうきんなともだち」の、渋めカラーの糸玉です。
毛糸は、Opal Freche Freunde #9763。
このシリーズはラベルが可愛くて、全色というか全ラベルをコレクションしたくなっちゃう。
思わずにっこり。
編み風景
かかと。編み進み引き返しの途中です。
K先生に教わった言葉を思い出しながらの、引き返し編み。「(糸を)おろして~かけて~、(針を)引っ込めて~、編む」です。
笑顔が可愛くてミニスカートが似合うK先生は、まさしく天才だったー。
さんまの開き状に編み上がりました。メリヤスに編むだけなら本当に速い。機械編みで時間がかかるのは、糸が絡まる、目を落とすなどのトラブルです。
せめて、トラブル要素を回避しておくことが、機械編みでは速く美しく仕上がるための重要なポイント。毛糸はあらかじめ、コーンにまき直したり、箱などにほどき入れてから、編み始めます。
穏やかに編む
ヴォーグ学園の機械編みクラスで、よく話題にあがったのですが、機械編みに限らずだと思いますが、特に機械編みで顕著な「あるある」。
気持ちがざわざわしていない日は、スムーズに何玉も編めるのです。スイスイ〜、シャーシャー。キャリジもスムーズに左右に往復し、まったくもってトラブりません。
むしろ毛糸が足りなくなるので、学園併設のクラフトショップ「青い鳥」(当時)に毛糸を買い足しに行きます。お財布はトラブります~笑(オチ、いらない)
一方、何かちょっとでも気になることがあったり、集中力が足りない日。
そんな日のクラスでは、同じように編んでいるつもりなのに、なぜか何度も目が落ちたり、毛糸が絡まったりします。一瞬であわあわあわ~、と泣く羽目になります。
再生するのが、これまた時間も頭も使うので、1日中クラスにいても、結局数センチしか進んでいなかったり。
先生は、みんなのトラブった編み地を復元するお手伝いに奔走。機械編みでは、トラブった編み地を復元することが、たぶん、一番難しい。
今も、もちろん、この現象には同じことを感じています。キャリジを左右に動かすだけのようなのだけど、無意識が関わってくることが、興味深いです。
とじはぎ
さてさて。
編み機からおろしたら、つま先をメリヤスはぎして、サイドをとじます。この作業は、手作業なので手編みと同じように時間がかかります。
とじはぎワークには、「リンキングマシーン」というものがあります。リンキングマシーンはその名の通り、編み地を掛けてくるくる回すだけで、工業製品のような綴じ方が出来るおりこうさんです。
ヴォーグ学園で使って、速いし便利だし、仕上がりも美しいので、欲しい時期がありましたが、使用頻度に対して、高価で躊躇しました。今も時々、アトリエが広かったら欲しいかなぁ...と思います。
というわけで、手作業でコツコツとじます。機械編みのたりるん靴下は、ほとんど「アウトシーム」にとじています(画像左)。
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最近(2023年秋頃から)は、アウトシームではなく、とじ目が内側になるようにすくいとじをしています。理由は履いていて、内側のとじ目がゴロゴロしないことがわかったからです。
「ヴォーグ学園1年生の頃のたりるん」に「編むことや生きることで少しだけ経験を積んだたりるん」が、そういう話を「手渡ししたい♡」と願って置いているブログです