投稿日 2020-10-30 更新日 2021-9-21
入手困難本の味わい方
それこそ希少本、プレミア本です。
買いたくて入手出来た人は、本当に幸運なタイミングで出会えた人かも。
※表紙:橋本治さんが山口百恵さんを編み込んだセーター
『橋本治の手トリ足トリ』の市場価値
2万円前後なら市場で漂っていますが、買ってもいいかなと感じるけど、橋本治さんに届くお金ではないものなって思うと、躊躇します。でもでも、天国の橋本治さんに敬意を表して、とか、思うのも少しあります。橋本治さん、ニヤリッ?ニッコリ?となさるかも~笑
はぁ、読んでみたいなぁってずっと思ってた。この本のお陰で、一歩が踏み出せた、セーター編んだ、という男子さんもいらっしゃるし、どんな中身なんだろうかって。『男の編み物 橋本治の手トリ足トリ』という幻の編み物本。
アトリエで「読んでみたいなぁ、欲しいなぁ、気づいた時には一瞬で売れちゃってるのよね~」などと話していたら、「国会※※※にあるでしょ」とさらりと知恵を授かり、ほっほ~なるほどね、灯台もと暗しぃ~♪と、近所の※※※へ。
検索機ではやっぱり出てきません。が、カウンターで訊ねてみたの。
※※※のお姉さん「あります」
たりるん「え?あります?」
お姉さん「はい。よそから取り寄せるので時間はかかりますが、予約できます」
たりるん「え?予約できます?」
お姉さん「はい。予約できます」
たりるん「え?予約できます?読めますか?」
お姉さん「はい。あります。」
たりるん「え?わぁ!え?読めるんですか?ほんとですか?(恍惚&しつこい^^)」
お姉さん (いい加減、微笑むだけ)
たりるん「お願いします、お願いします、おねげェします~」(最後は、橋本治さん風)
朗報!!!所蔵している※※※が全国にありますっ。さすが※※※。文化の厚み。ありがとうございます。
手に入らない、もしくは手にする為に知恵や手間をかけるからこそ、一言一言の重みが固定されるもの。こんなにいい本がもし再販されて、もしかして、安易に雑に読んだ人に大切にされずに、数百円で古書として並んでSOLD OUTにならずに並び続け、それほど興味もないのに言葉や思考が安易に使い古されたら、それは寂しいし、勿体ないもの。
そんな気持ちもあって、希少プレミアだから読む、ではなくて、読んでみたかった方に「誰もが読めますよ~」と伝えたくて、読めた経緯を後編で書きました。編み物本と言う名の哲学書。
ただ、どうしても読みたいけど、たりるんと似ている方がブログを読んでいてくださって、「自分で見つけたかったのにな~派」が多いかなとも思うのです。あと、すでに持っている方は、「なんで公けに書くの~」とかね笑。情熱の部分は、書きすぎてもよくないと思ったりします。
なので、一応、※※※の伏字にしました。(伏せきっていませんが、多くの人に発信するブログの難しいところ。個人的なアトリエならね~、来てください笑)
それと、あまり知られていませんが、『男の編み物 橋本治の手トリ足トリ』セーター本の裏話を書かれた著書もあります。併せて読むと、なお沁みます。こちらは簡単に入手できます。こっちもかなり面白いです。ニット女子、赤線を引きながら読んでいます。(著書名、何気に載せています笑)
編み物本と言う名の哲学書。出会えて良かった♡
橋本治さーーーん!!その高みへ☆彡