夏糸を使いやすくする方法
夏糸、どうやって使い始めますか?中の芯をぐりぐりっと抜いて、内側から使いますか? 今日は、夏糸を玉巻器で巻きなおす場合もあるよ~というお話です。玉巻き器で巻きなおして使う糸
パピーさんのコットン100%のきれいな夏糸です。中央から芯をぐりぐりっと抜いて、内側から編み始めました。
すると、糸がくるくると巻いたようにねじれ、編み進むにつれさらにねじれ、ねじれねじれて、いや~ん。(人間関係か?笑)
コットン100%という糸質や糸の撚り方に、関係あるのかな?
内側から引き出して使う糸
エコアンダリヤ、ワンダーコットンのように、スルスルと内側から取り出しやすい夏糸もありますよね。
スルスル出てくる糸玉は、その形状のまま内側から引き出して編みます。糸の継ぎ目が気になる場合は巻き直すのもありです。そこはお好みで。
1ヶ所あるかないかの継ぎ目は、機械編みでなければ、ノープロブレムかな。
手編みの場合は、その継ぎ目を指先で一度ほどいて、糸を足す時と同じようにして編み続ければよいです。
糸玉に登場する想定外の継ぎ目(結び目)は残念だけど、仕方ないですものね。
機械編みの場合
機械編みでは、糸の継ぎ目は大問題です。糸の結び目を機械が察知してくれるわけではないので、気づく前にキャリジをガーっと調子よく動かしてしまって、目が崩れたり落ちたりトラブって、ギャーと後悔する羽目になります。
機械編みの場合は、トラブって目を直すより、巻き直して編む方が断然速いので、夏糸も冬糸もコーンに巻き直して編みます。
シルバー玉巻器「ハンズツイスター」
今回は手編みですが、編み途中で、糸のねじれを戻すために時間をとられるよりいいので、巻き直します。夏糸を内側からスルスルと編みやすくする、ひと手間です。
長年の友「シルバーさんの玉巻器」で巻きます。ハンズツイスターは、玉巻き器であり、撚り糸器にもなります。今では高値で入手困難なんですよね~。
巻き直しの儀。内側からは取り出しづらいため、今回は外側の糸を玉巻器にセットします。
外側から巻き直す場合、始めのうちは、玉が転がったり、レバーが止まったりします。
角度が決まれば、速くてスムーズに進みます。
ノってきた。ノってきた。玉巻き楽しい~♪ もうちょい。
ノってくる頃、巻き終わる。マーフィーの法則。笑
終了~。この状態で内側から使います。